私の好きな歌。


 私が小田和正の曲に最初に触れたのは、母が買って来たオルゴール集。
 しかし、そこで知っていた曲は『ラブ・ストーリーは突然に』だけ。
 更に付け加えると、その時にはまだ彼の良さは解らなかった。
 解ったのは、今年になってから。とりわけ春休みになってからだ。
 父がくれた小田和正氏のベストアルバム『自己ベスト』を聴いた。
 とても良い歌が揃っていた。
 グッと来るものを感じた。
 情景が私や緋川にとってもリアルだったからかもしれない。
 小田和正氏と私達は横浜と言う共通点があるから。
 情景にその風景が浮かんでしまう。そして、そこでの思い出も。

 彼の声は本当に通る声だと思う。
 力強く切ない声。そして、詩とメロディーが心に響く。皆さんがどう思うかは私には解らない。ただ、私の心に彼の想いが解るようなモノがあった。だからこそ、共感し心に残って幾度となく聴いてしまう。
 彼の曲を何度も聴けるのは耳に残る心地好さもある。


ここからは曲について少しだけレヴュー。

現在、小田和正ソロとOff Couse時代が混ざっておりますが、時間がある時に整理します。

曲名を選ぶと飛びます。びゅんとな〜♪


あ行

秋の気配 1977.08.05
 バリバリ横浜の雰囲気を醸し出している歌。歌詞からして舞台は…あの場所じゃないだろうか、と言う心当たりがある。あの場所って言うのは勿論、港の見える丘公園。
 その場所での思い出が私の脳裏に鮮明に甦る。

 あれは高校二年の冬。まだ年明けて間もない頃だった。某所で行なわれた数学試験の帰り、私は夕暮れのその場所へ行った。あくまで興味本位で一人だった。
 そこである少年に遭遇した。背後から「馨さん」と私を呼ぶ声に振り返ると長身の同期生の少年が笑顔で立っていた。驚いたまま横に目を向けると小柄な少女がいた。彼女が何者かは私でも察しが付いた。彼女は私を凄い勢いで睨み付けていたのだ。
 彼と私は何の話をするでもなく、軽い挨拶程度で別れた。しかし、彼女はしばらく私を睨んでいた。その視線が怖くて二人を見れなかった私だが、矢張り好奇心に駆られて二人の方を見た。海の見える通りの格子にもたれた彼の夕日を浴びた横顔はどこか侘しげで違和感を覚えた。一方の少女の様子も楽しそうとは思えなかった。
 後で聞いたのだが彼らは別れたのだ。
 恐らく別れたのはあの時だっただろう。

 この歌を聴くとあの日見た彼の顔を思い出す──。

これはオフコース時代のギターイントロもまた素敵である。

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Oh! Yeah! 1991.02.06
 このCDはダブルA面。一番目がこれで、二番目が有名な『ラブ・ストーリーは突然に』です
 甘いです、甘々ですよ、小田さーん!
 他の声に比べると遥かに低めで男らしいのに、それでも他より色っぽいのは何事ですかっ!?反則ですよ、小田様!!!
 口ずさんでみた時に本当に凍りつきましたよ、一瞬。
 最初がこれですからねぇ

ほどけた髪が好き よこ顔はあどけなく
やわらかなくちびる ふさげば Ah−
ふざけてるふりして かすれた声 耳もと
ささやく愛はいつでも 言葉 こえて

 私、これを聴く度に顔が紅くなります…。でも、大好きです。
 ここまでロマンチックな雰囲気が出てしまうのは流石。
 指を絡ませるって表現がかなりツボです。

嬉しい時は右 左の肩は涙

 この行も好きです。
 左右の使い分けが印象に残ってしまう。
 こんな風に歌われたら、それこそ…

流れる星に 想いはひとつ
やけたすはだが また触れ合って
いっそこのまま 夜明けまで
Oh! Yeah! Oh! Yeah! Oh! Yeah!

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か行

キラキラ 2002.02.27
 とても元気になる歌。自己ベストの最初の曲だから、MDで一番聴くし、家でも時折エンドレスリピートにしてる。
 最近ではこの歌の気持ちがとてもよく解る。そして、こんな風になりたいと思っているのです。

ゆらゆらゆら 心は揺れる キラキラキラ 時はかがやいてる
いま もういちど約束する 決して 君のことを裏切らない

遠くに見える その夢を まだあきらめないで
かならず そこまで 連れて行くから

ためらうその気持ちも すべて この手に渡して
出会えてよかったと 言える日がきっと来る

 辛くなった時にはこの歌を聴くのがいつの間にかの習慣に。 何故か力が湧いてくる。そんなに力強い歌と言う訳ではないのに。柔らかな歌なのにね。でも芯があるのかな。
 でも歌うのはとても難しい──。

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さ行 準備中

た行 準備中

伝えたいことがあるんだ 1997.07.24
 私の先輩が婚約されまして。婚約者の先輩に歌っていたのを聴いたのがきっかけ。その後にオリジナルをじっくりと聴きました。
 ストレートに力強く「伝えたいことがあるんだ 君のことが好きだから」と始まるこの歌のインパクトは凄いと思う。

こんな風に歌ってもらっちゃったら、もうグラグラですよね。
因みに先輩の歌を聴いて、歌は心だと思いました。だって先輩の声はそこまで高いって訳じゃないんだけど、十分綺麗だったもん。お幸せにvv

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時に愛は 1980.12.01
 結構お気に入りの一つです。気分によってはエンドレスリピートで聴いてますよ。
 私が無意識のうちに知ってしまっていた恐らく小田和正の最初の歌。オフコース時代の歌。

時に愛は力つきて
崩れ落ちてゆくように
みえても
愛はやがてふたりを
やさしく抱いてゆく

 ある時期、このフレーズが頭から離れなかったのだが、それが誰の何と言う歌なのかは当時判らなかった…。ある日、この『時に愛は』を聴いたらハッとした。
 これは!!!!
 そう、母が聴いていたのだ。この歌を。記憶が一気に甦った。
 母よ…子供に何て言う歌を歌わせるんだ(苦笑)。
 この歌は大好きな歌の一つ。

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な行 準備中

は行 準備中

ま行

my home town 1993.10.27
 これも横浜ですよね。
 根岸線はそれほど使う人間じゃない私ですが(私は横浜線を使います)、この歌の情景はリアルでした。
 彼の言う駅って矢張り母校のある山手駅なのだろうか。
 などなど…色々想像が浮かんでは消えていきます。

 CDジャケットは山手駅で撮られた写真だそうです。
 第一生命のCMで使われましたが、その時は走り去る電車に手を振っていたとか。

 横浜は私にとって記憶の根底にある街。
 育ったのは神奈川県でも横浜ではありません。
 しかし、横浜で生まれ、横浜の高校を卒業して大学に通う私には矢張り故郷と言えると思う。私も横浜が大好きです。

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まっ白 2004.02.25
 TBS系ドラマ「それは、突然、嵐のように…」主題歌用に書下ろしたラブ・ソングでした。とは言え、実は一回も観なかったんだけれどね、このドラマは。
 CDのジャケットのイラストが可愛いです。
 …因みに余談ですが、これは私の友達のメール指定着メロです。

哀しいほどの想いがつのれば もうその愛は戻れない
せめてただ 切ない気持ち 伝えるまで

切ない歌。哀しい時はこの歌を聴いたら駄目かもしれない。今、これを書きながら本当に切ない。 ま、何処か『ラブ・ストーリーは突然に』に通じる所もあるけれどね。 シンプルだけれど、だからこそ哀しい歌。でも、シンパシーを感じる歌です。 

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緑の街 1997.08.29
 小田和正が作った映画第2弾『緑の街』の主題歌です。
 切ない…本当に切ない歌だと思う。
 私の友人が好きだと言ったのでじっくり聴きました。

 切なくて泣きたくなった。

 いつか自分が年を重ねていった時にこう思うような相手が現れるのでしょうか…。しかし、これを薦めた友人は私よりも一つ年下です。ちょっとこう言う感傷に浸るには若過ぎますよ、おにいさん!

 曲としてはとても好きです。

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君にMerry Xmas 1995/11/22
  クリスマスならこれが凄く聴きたくなります。
 去年、友人から貰った中に入っていたのがこの曲。
 頭を過ぎるこの旋律はクリスマスなのに──切なくて。それなのにイルミネーションの中で聴きたいと思う。独りで聴きたいような旋律。けれど、誰かに来て欲しい。

 そんな歌。

 友人がクリスマス翌日にこのCDを借りに走ったそうです。
 しかし、それはそれで哀しい気もする。
 嬉しいけれど少し複雑な気持ち。

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や行 準備中

ら行

ラブ・ストーリーは突然に 1991.02.06
 有名な曲ですよね〜!かの東京ラブストーリーの主題歌です。
 でも私は観てませんでした。にも拘らず曲自体は知っていたという。それほど有名だったって事かしらね。小田和正氏の曲で一番初めに知った曲だと思う。
この歌には私の友人が良く似合う。
そして、当たり前の事を言っているフレーズ

あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら
僕等は いつまでも 見知らぬ二人のまま

本当に当たり前なのにどうしてこんなに焼き付いてしまったのだろう。
私はこの歌の2番が切ないながらもこんな風に相手を想えるのが憧れてしまった。

誰れかが甘く誘う言葉に もう心揺れたりしないで
切ないけど そんなふうに 心は縛れない
明日になれば君をきっと 今よりもっと好きになる
そのすべてが僕のなかで 時を超えてゆく

 心を縛れないと思うのは矢張りその人を思う気持ちが強いからだと考えています。今はこのフレーズがとてもいたく心に響く。

 確かにあの日あの時あの場所で出逢わなければ…見知らぬ二人のままだよ。はっきり言って当たり前の事な筈なのにね。
 この歌の自分が出逢った相手について彼女を縛れないけど、守ってあげようって言う行がありますが、こう言う人ってなかなかいませんよ。
 絶対縛ってるんだからね。そう願うだけ切ない。

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